こんにちは。
夏期講習はどうですかね?
私も忙しいのですが,ブログは始めたことなので,
私も忙しいのですが,ブログは始めたことなので,
忙しくてもなるべく更新するようにしています。
別のブログで映像授業を公開しているほうは,さすがに更新が止まっていますが…
さて,昨日と同じ話題で保護者編ですかね。
以前いた塾では積極的に勧誘をしませんでした。
それでも生徒さんが集まってくださる,という背景はありましたが,
無理に勧誘をしても,塾側も生徒側も互いに幸せにはならないケースも多いからです。
今の私の個人塾でも,
そうした考えから,強引に勧誘することはしていません。
本当は,新入会生が喉から手が出るほど欲しいですよ。それでもしていません。
今の状況を客観的に分析してどうするのがいいのか選択肢を示して差し上げる。
その選択肢の中に,こちらの塾に入会してみてはいかがですか,というものが入る場合があるという感じです。
場合によっては,入会についてまったくお話ししないケースもあります。
前の塾の話です。
中3の夏以降になって,転塾の相談に来られる方が案外多かったです。
受験が近くなったがうまくいっていない。それで塾を変えようと思っている。
たいていの場合は,成績と志望校に大きな乖離があります。
今の塾に不満があるわけですから,
「営業」をすれば簡単に入塾してくださいます。
しかし,私が面談して入ってくださった方,というより入塾を勧めるケースは5人に1人くらいで,その方たちはみなさん第一志望に合格されました。
中3の夏以降ですから,本当に慎重にならないといけません。
後戻りはもうできない状況ですので。
塾が変わると,進度にずれが出る,先生が変わる,友達がいなくなる,人間関係を1から構築しなおしになる,解き方や学習方法,指導方法のちがいに戸惑うかも知れない…とリスクも大きいです。
転塾先のほうが先生や環境が合うかも知れない,環境が変わったことで頑張れるかも知れない,というメリットもあります。
面談で,生徒さんや親御さんのお話を伺うと,
多くの場合はご自分の中で解決方法を持ってらっしゃいます。
多くの場合は今の塾の先生としっかりお話もされていて,正しい方法も示されています。
ただ,焦っていたり,迷っていたりされている。
そうした場合には,入会の勧めはせず,
それで正しいですよ,自信をもってがんばってください,不安なことがまたありましたら入塾はしていなくてもいつでもまた相談にいらしてください,とお話しして終わりになります。
それで,みなさん晴れ晴れした笑顔で帰っていきます。
2度目の相談があったケースはこれまでにありません。
ただ,その後,頑張ることができて,合否はわかりませんが,納得できる勉強生活にはなったことと思います。
入会を勧めるケースですが,
今の塾の対応などが明らかにおかしくて,今の塾との関係が修復不能,もしくはそれに近いくらい崩れているケースでした。この子なら,うちでも頑張れるなという要素も大事ですね。
転塾の相談のケースは,100%近い確率で入会していただくことも「営業」によって可能だと思います。
ただ,安易にそうはなしないで,その子とご家族の幸せを第一に考えるようにしています。
短期的に見れば,売り上げにはつながりませんが,
損得よりも大切なものがありますし,塾の評判であるとか,そうしたものを考えると,計り知れない「得」もあるように思っています。
では。