こんにちは。
昨日,今日と,都立高校の出願ですね。
多くの中学3年生のみなさんは,受験までのラストスパートに入っていることでしょう。
何度か書きましたが,これからもっとも重点を置いて勉強すべきものは過去問です。
過去問演習と復習,再度の解き直しを行えば,必ず得点力がアップしていきます。
まだまだこれからです。成績が合格ラインに届いていない方も努力しだいでは逆転は可能です。
自分を信じてがんばってください。
さて,みなさんお持ちの過去問集ですが,万能ではありません。
解答を公表していない一部の難関校のものでは,かなりの答えの間違いがあります。これは以前に書いたかと思います。変だなと思ったら,先生に質問することが大切です。
今までで一番ひどかった例だと,ある国立大附属高校の社会科で,1つの大問に小問が5個ありましたが,ある過去問集の解答だと,5個中2個しか正解していませんでした。ちなみに,これの答えが変だと思うのですがと,私のところに最初に持ってきた生徒は4個正解していました。
今日,書きたいことは,さらに解説についてです。
なんでこんな解き方をするのだろうというよくわからない解説がついていることが少なくありません。
これは都道府県立の問題にも多いように思います。
また,解説ではおそらく字数の制限がある中で作っているため,詳しく解説が書けない場合もあるでしょう。
解説を読んでもよくわからない,わかりずらくて釈然としないという場合にも,先生に聞くといいですよ。
「この解説がわかりません」と聞くよりも,「この問題を教えてください」と聞いたほうが,本質的な理解が進むかと思います。そもそも解説がチンプンカンプンなのですから,1から問題の解き方を教えてもらってください。
わかりにくい解説のわかりやすい例をあげると,数学の難問になろうかと思います。
数学では解き方が複数あることが多いです。
それを,わざわざわかりにくい方法で解いたものが載っている場合があります。
先生に聞くと,簡単で分かりやすい解法がみつかるかもしれません。
入試本番まで残りわずかです。
記述部分の採点,わからない問題の質問など,先生に頼る部分は実はすごく大きいです。
悔いのないよう,どんどん先生を利用して使い倒してくださるといいでしょう。
がんばってください。