こんにちは。
夏休みが終わりましたので,小学6年生たちには過去問をはじめさせました。
過去問を始める時期については先生の指示にしたがってください。
前提として,範囲の学習が終わっていること,基礎が固まっていることが必要になり,また,受験までのスケジュールから逆算して,いつごろから過去問をはじめて,いつくらいまでに終えられるといいか,という問題もあり,一概にいつからはじめてくださいとは言えないものです。
私たちは,中学生については,10月くらいから国語の過去問に取り組ませ,11月末くらいから,すべての教科の過去問をはじめる予定です。
受験スケジュールから逆算して,11月くらいからは過去問に取り組みたい,それまでに範囲の学習を終わらせたいと,カリキュラムを組んできたからできることです。
塾に通われていない高校受験生の方は,過去問に取り組むのがギリギリになってしまうかもしれません。学校の勉強だけだと範囲の学習が終わるのがかなり後になってしまいますので。
国語は早めに始められるでしょうし,英語に関しては,関係代名詞を習うとある程度は解けるはずですので,そのあたりを目途にしてはじめてみるといいでしょう。
以前にも載せましたが,過去問得点記録表のリンクを貼ります。
自分の得点だけでなく,わかる場合には,合格最低点,合格者平均点なども記録しておくと便利でしょう。
今年も過去問に関しての注意点をいくつか挙げます。
① 買ってください。
…出版物としての性格上,売り切れると再版されることはなく,もう買えなくなります。受ける可能性のある学校のものは,お早めにお買い求めください。
関東地方などだと,複数の出版社から同じ学校の過去問集が販売されている場合があります。解説がわかりやすいものを選ぶといいでしょう。解答を発表していない難関校の過去問集だと,答えが間違えていることが頻繁にありますのでご注意ください。
関東地方の学校の過去問集だと,…このあたりは明言を避けますが,私は「声の教育社」の社長さんと将棋を指したことがあります,とだけ書いておきます(笑)
② 受ける学校のもので,簡単な学校の過去問からはじめるといいでしょう。
③ 必ず,新しい年度のものから解き始めてください。
…勘違いなさっている方が多いのですが,解くのは最新のものからです。最新のものを本番の練習用にとっておくという誤った考え方をされる方が多いですが,過去問は最良の教材なので,さらに当然ですが新しい年度の問題ほどよい教材と言えますので,新しいほうから順にやって,復習して仕上げていく必要があります。
④ 徹底して復習してください。
…過去問は必ず復習してすべての問題を完璧にわかるようにしてください。その上で,2度目に取り組んでみましょう。100点を取れなければ復習が不十分ということです。
そうしているうちに,合格点をとれるイメージがついてくるはずです。
第一志望のものは3回目を解いてもいいでしょう。
では。がんばってください。
また,ご質問はがあれば,ご遠慮なくコメントください。