こんにちは。
今月,JR常磐線が全線開通したそうです。2011年の震災以来,実に9年ぶりです。あの災害については,無意識に過去のものとして記憶の中にしまってしまった方も多いでしょう。しかし,復興はまだまだのようです。
常磐線は何度か利用したことがあります。
学生時代,東京から札幌まで青春18きっぷで帰省したことが何度かあります。ときには,ぷらぷらとあちこちを観光しながら帰ったこともありました。
そんなときに,いつも通過していたのが常磐線です。
先日,テレビで常磐線開通のニュース映像が流れていました。
車窓から福島第一原発が見えたり,駅名は覚えてはいないものの自分もかつて通ったはずの駅が映し出されたり,のんびりと各駅停車に乗って本を読みながら通っていた風景が,事故によって一変したのだなと,改めて震災の悲劇を思い出しました。
2011年3月11日,震災が起きたときには,私は東京都杉並区のある塾の教室で仕事をしていました。
東京もものすごく揺れましたが,震源はずっと遠くだろうなと,きっとどこかで巨大な地震が発生したのだろうなと,これは大変なことが起きているのではなかろうかと,そんなことを考えました。
テレビでニュース映像を見たときに,無常観を感じ,会社を辞めるきっかけとなりました。利益や売り上げを最優先して生徒たちのことは二の次であった会社の姿勢,社員を大切にせずに単なる使い捨ての駒のように扱う会社の姿勢に疑問を感じていた時期でした。
今,世間はものすごく大変な時期です。こちらの教室もそれは同様です。生徒たちや保護者の方も同じでしょう。常磐線開通のニュースを見て,そんなことを思い出し,初心を忘れずにがんばろうと考えました。
では。