志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

コロナ後の今年度の予定

こんにちは。

 

コロナによる休校で混乱がつづいていますが,学校や入試への対応が少しずつ明らかになってきています。

 

まず,札幌市のホームページで,夏休みや冬休みの予定が発表になりました。

www.city.sapporo.jp

夏休みの短縮については,以前にもお伝えした通りです。

冬休みについては,当初の予定通りで短縮しないことになっています。

ただし,今後,再度の休校がないとは限りません。そうなった場合には,冬休みも短縮される可能性が高いでしょう。

 

東京都の都立高校では,高校入試の範囲を短縮するそうです。

news.yahoo.co.jp

よくも悪くも,入試全般について,東京都の方針に他の道府県が追随して改善していく傾向があります。

他の道府県でも範囲を狭める可能性があります。混乱が起きないよう,変更するなら変更するで,早急に発表すべきですね。また,変更しないという方針であっても,そのことをなるべく早く発表すべきでしょう。

どうするのかわからず,直前になってやっぱり短くします,という対応が一番困ると思います。そろそろ入試問題の作成準備にかかる頃でしょう。他にも何らかの発表をするところが出てきそうです。

 

また,入試の範囲が狭くなるからといって,「履修しなくてもよい」ということではありません。入試が終わったあとに,その範囲を学校で扱って学ぶことになります。

 

多くの中学校では,中学3年生は早めに範囲を終わらせ,受験の直前期には,演習なり復習なりを行っていることが多いです。

今年はそれができないかも知れません。

また,私立高校の対応はどうなのでしょうか。

私立高校の入試は都立高校のそれよりも先にあります。多くの私立高校が入試の出題範囲を狭めないならば,やはり入試までに全範囲を終える必要があるということになります。

私立高校への根回しはできているのかが心配です。

範囲を狭くしても結局は意味がなかったですね,となるようにも思います。

 

6月に学校が再開されましたが,前の学年の終わりの範囲,つまりは「つづき」から授業を行っている学校が多いようです。さらに,当然ですが,ものすごいスピードで授業が進んでいるそうです。

 

入試直前まで範囲の学習に追われ,また授業の進み方も速いとなると,もっとも心配なのは「演習不足」です。

普段から,きちんと練習問題を解くことを心がけましょう。また入試が近くなってきたときには,みっちりと過去問演習をできるように時間を確保しましょう。

 

学習塾に行くなどして早めに範囲が終わっていないと,今の中3入試は不利になってしまうかもしれません。場合によっては,ご自分で予習して範囲を終わらせることも考える必要があるでしょう。

 

では。