こんにちは。
勉強だけやっていもなかなか勉強ができるようにならないことがあります。
いろいろと原因はあるのでしょう。
1つには,人間としても成長が勉強に与える影響があると思います。人として成熟しているから,その一環として勉強「も」できるようになります。
1つ例を挙げます。
小学生,中学生のときのことを思い出していただきたいのですが,勉強が得意ではない子は忘れ物が多く,逆にできる子は滅多に忘れ物をしないという傾向はなかったでしょうか。
持ち物というのは,次のような感じで用意していたのではないかと思います。明日の時間割を見て,必要なものをカバン(ランドセル)に詰めていく。別に連絡帳やメモ帳などのメモを見て,ほかに必要なものがあれば入れていく。
こういう作業を小学校1年生のときから練習をしていたことになります。メモを取るかどうか,それを忘れずに見るかどうか,また調べたものをすべて正しくカバンに入れられるかどうか,と,小さい子には完璧に行うのは難しいこともありそうです。
こういうことがしっかりとできるようになっているということは,勉強においても,しっかりとノートを取る,必要であればノートを見て復習する,わかっているかどうか問題を解いて確認する,という作業ができている可能性が高いです。逆に,忘れ物をするのであれば,勉強でも必要な作業を一人だけでできていない可能性はありますね。
とくに,学齢が低い子の場合には,心配だからと親御さんが何でもかんでも手伝ってあげることはあるかもしれません。しかし,手伝い過ぎてしまうと,いつまでたっても自分だけでできるようにはなりません。
そうした部分の能力,脳の機能が発達しないと,勉強でも著しく困難が生じる場合もあるでしょう。
忘れ物に限らず,生活の中でのすべてのことにおいて,似たようなことは言えるでしょう。
自分ことは自分でできるようになる,小学生の場合には,そうしたことをご家庭で躾ていただくと,勉強「も」できるようになっていくように思います。
では。