こんにちは。
コロナによる混乱の中,日々入試は実施されていきます。
札幌では,本日が開成中の二次検査です。試験場でのコロナ感染や事故などがなく,無事に済むことを願っております。
さて,宮城県のある高校で,生徒がPCR検査を受けたことにより,入学試験を急遽中止にしたそうです。
感染者が出たわけではなく,感染が疑われる生徒(おそらく濃厚接触者)がいただけで中止にしています。
この学校の判断については,賛否が分かれるところだと思います。
しかし,一番問題なのは,こうしたケースはこうしなさいと,科学的な根拠にもとづいた指示が国や県から出されていないことでしょう。
文科省は,乱暴に表現すれば「子どもは感染しない」という理解しがたい理屈で絶対に学校は休校にしない,何があっても入試は実施するという方針のようです。
現場が危機対応のマニュアルを作成できようはずがありません。
以前の記事で
「受験会場でコロナが発生した場合にはどうなるのでしょう。「検討する」と報告書ではなっていましたが,これも決めておく必要はあるでしょう。
たとえば,ある公立高校で入試前日にコロナのクラスターが発生した場合,当然ですが,高校入試は予定通りに行うわけにはいきません。」
と指摘いたしましたが,今回は似たような事案が発生してしまったわけです。
昨日の宇都宮大学の件もそうですが,今後も混乱はつづくことが予想されます。
また,ご自身がコロナに感染したり,濃厚接触者になったりすることもあり得ます。
第一には健康に気をつけることですが,自分ではどうしようもない不可抗力でハプニングが起きてしまうこともあります。
何が起きるかわからないぞ,それでも自分は落ち着いて取り組むぞ,という心構えだけは必要でしょう。
残りわずかです。
がんばってください。