こんにちは。
教室の小学生がおもしろそうな本を読んでいました。
見せてもらってメモをしたのですが『絵でよくわかる かがくのなぜ』というものです。
身近な科学に関する疑問が挙げられていて,それに対してイラスト付きで,小学生にも分かりやすく説明されたものです。
こういうものを手に取っていると,自然と学力は伸びていくものでしょう。
そのお子さまも,実際に非常によくできます。
与えられて強制的に読まされたというのではなく,家に置いてあったから自然と読むようになり,読んでみておもしろかったから,何度も読むようになったのだろうと,この子の様子から見て取ることができます。
さらに,楽しく読んでいるところが本当にすばらしいと感じました。
幼稚園の頃,遊びに行く友人の家に,図鑑が一式そろえてありました。それも複数の友人の家です。教育熱心な親御さんが買いそろえたのでしょう。友人は大して興味がなさそうで,ミニカーなんが遊んでいたのですが,私は図鑑を読んでいることも少なくありませんでした。
図鑑を見つけて自然と読むようになったということでしょう。
友人が非常にうらやましく,ある誕生日の日のプレゼントとして,シリーズの中の1冊であった『どうぶつ図鑑』を買ってもらいました。飽きずにずっと読んでいたことを覚えています。
知的好奇心を喚起させるようなものを与えることも必要ですが,自然とそれに興味を持つかどうかは,やはり環境の影響が大きいでしょう。
家族が本を読んでいるとか,テレビ番組でもバライティばかりを見ていないとか,家で動物を飼っているとか,そういう素地がないと「モノ」だけ与えてもなかなかうまくいかないのかもしれません。
友人たちが図鑑を飾っていただけなのも,そうしたところでしょうね。
では。