志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

まずは真似から

こんにちは。

 

学生時代にお世話になったお店で,閉店が決まった居酒屋ですが,お料理が本当においしかったです。マスターは,一流ホテルでシェフをなさっていたそうで,おいしいのも納得です。

 

その居酒屋に,にんにくニラ玉というメニューがありました。ニンニク入りのニラ玉なのですが,一般的なニラ玉とは少し違います。つゆで煮てあったり,炒り卵のように炒めてあったり,ニラ玉だとそんなものが多いと思うのですが,ここのお店のものは,パンケーキとかお好み焼きのように丸く焼かれたものでした。

 

昨晩,にんにくニラ玉を再現してみようとしたのですが,生地を上手に焼くことができませんでした。たぶん,油を多めにして中華鍋で焼くと作れるような気がします。お料理に失敗したのは久しぶりでした。

 

お店でいただいたもので,手軽に作れそうなおいしいものであれば,自分で再現して作ることがあります。このお店のものだと,ナスのチーズ焼きは今でもたまに作ることがあります。

なんとなく,見よう見まねで,さらに食べた感じで味や材料を推察してそれなりのものは作れるものです。

 

有名な音楽家の方が,一度聴いただけの曲を再現するシーンを目にすることがあります。さらには,自分なりにアレンジを加えてその曲を弾いていることもあります。

一回聴いただけなのに,驚きの能力だなと感じていました。信じられないほどすごいなと。

 

しかし,身近な例で言えば,将棋のプロの先生は,一度見ただけの将棋を初手から終局まで覚えていて再現することができます。私も,自分で指した将棋とか,一局を集中して考えながら見ていた将棋であれば再現できます。

お料理が得意な方も,一度食べたお料理を再現できるでしょう。

そうした自分ができることを考えれば,音楽家の方が曲を再現するのも,彼(女)らにとってはそんなに難しいことではないのではなかろうかと想像できます。

 

勉強でも,真似して再現して上達している方は実に多いです。

先生がやっていた方法が簡単で便利だから自分も使ってみよう,友達のやり方を拝借しよう,…と,お手本はそこら中に転がっているものです。

音楽とかお料理とちがって,勉強でやり方を再現するのは,そこまで難しいことではないでしょう。気がついて取り入れられるかどうか,それができるためにはよく見ているかどうか,よく見るためには楽しんで勉強できているかどうかだと思います。

 

どんな道であっても,真似して再現するというのが,練習の第一歩であるように思います。

 

では。