志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

2冊あれば解決

こんにちは。

 

2022年度から英語のデジタル教科書が導入され,以降段階的に他教科へも導入されていくようです。

 

デジタル教科書、24年度に英語から導入へ 算・数は25年度以降(朝日新聞の記事)

https://news.yahoo.co.jp/articles/4fd85c9f92bedcc9bd0d4750df71e502712a3fac

 

英語の教科書だと,英単語や英文をネイティブの方が読んでくだっている発音を簡単に確認できるでしょう。単語の意味なども,カーソルを当てるだけで調べられたりするのかもしれません。

便利な面はたくさんあるでしょう。

 

また,読み上げ機能が付いているのであれば,他の教科の学習に関しては,読み書きに障害のあるお子さまにとっては強力なサポートになるでしょう。

 

しかし,便利だからといって,学力も伸びるとは限りません。

よほど注意して,「紙」の教科書と使い分けていくことや,基本に沿った丁寧な学習を行うことが,今後はより一層求められるでしょう。

わかった気にはなったものの,実はほとんど身についていないといった状態に陥る危険性が高まりそうです。

 

「試験問題はすべて紙媒体です」

この一言だけでも,「紙」の教科書で勉強する重要性はご理解いただけるような気もします。

 

教科書でいえば,ランドセルが重たいことが問題視されています。

今の教科書は,カラフルで紙質もよく,字も大きくて読みやすいです。半面,その分だけ大きく重たくなったわけです。

すべてがデジタル教科書なら,タブレットを持ち歩くだけで解決します。そうしたことも考慮されているのかもしれません。

 

もしも教科書が重たくて持ち運びが不便なのであれば,自宅用と学校用に2冊ずつ教科書を配ればいいと思っています。それくらいの教育費を国はかけるべきでしょう。筆記具とノートくらいを持ち運べばすみますね。

 

高校時代,もらうなどして辞書は2冊ずつ持っていました。愛用の1冊は自宅用として,もう1冊は学校に置いてあり,授業で使っていました。電子辞書よりも「紙」の辞書のほうが便利で学力も伸ばすと思っています。しかし,「紙」の弱点はやはり重たいこと。移動には不便です。

電子辞書など使っている人はいない時代でしたが,2冊あったことで,本当に通学は楽でした。そんな経験からも,小中学生に2冊ずつの教科書を配れないものかと,本気で考えています。

 

では。