こんにちは。
とくに中学入試では,入試直前期に長期間学校をお休みする方が少なくなありません。
コロナが流行っていますから,大学入試や高校入試の前に,一定期間学校をお休みなさるのも一つの立派な選択でしょう。
学校の先生方は,学校を休まないでほしいとお考えでしょうが,そこはご本人とご家庭の判断であり,ご本人たちの意思を尊重すべき問題だと思っています。
私の高校時代ですが,高3の12月くらいから,ほぼ学校には行かなかったはずです。
当時の母校では,受験直前期には通常授業がなくなり,学校の先生方が講習を実施してくださいました。「センター試験国語」とか,「私立大日本史」とか,「北海道大学文系数学」とか,正確には覚えていませんが,ターゲットを絞った講座がいくつもあり,取りたいものを自由に選択して受けることになっていました。
多くの同級生は,ふだんの学校の授業と同じように,1時間目から6時間目までびっしり埋めたり,いくつか空き時間はあるものの,ほとんどを埋めて空いた時間は学校で自習をしたり,学校中心の生活をつづけていました。
一方で,私も含め数人は講座を一切取らず,したがって終業式とセンター翌日の自己採点,卒業式くらいしか学校に来ませんでした。
学校の講座と自宅学習を天秤にかけ,自宅学習のほうが得るものがはるかに大きいと,迷わず行かない選択をしたわけです。
現代でも,進学校では長期休みの間に学校の講習があり,講座が選択制となっていることが多いでしょう。
生徒さんたちは,学校の講習,塾・予備校,自宅学習の中からどうするかを選ぶことになるでしょう。
仮に生徒さんが学校の講座を選ばなかったとしたら,それは単に学校のものが魅力がなかっただけでしょう。予備校に負けないよう,入念に準備をした魅力的な講座を開講なさる先生方も少なくないはずです。
入試前に学校をお休みする小学生にしても,学校に行くメリットが感じられないという理由も大きいと思われます。
たまに学校をお休みするお子さまたちに苦言をて呈する意見を目にすることがありますが,仮に先生方が生徒さんに来てほしいとお考えであれば,塾であれ,学校であれ,ご自身が魅力的な場を作り上げる努力をすべきで,お休みするご本人やご家庭を責めるのは筋が違うなとは感じます。
では。