小説の結末のような記者会見 - 志学ゼミナール塾長のブログ

こんにちは。

谷川弥一衆議院議員が辞職することになりました。

しかし，この記者会見が異常だと感じたのは，私だけではないと思います。

記者会見の動画の2:22くらいからのシーンですね。

両の掌を顔の横にかかげ「にこにこ。にこにこ。」と笑顔を作る老人がいます。

谷川氏の中で何かしらのものが崩壊したのでしょうね。

この方，高校を卒業後，家業を継ぎ，会社を設立したそうです。その後，県議会議員を経て衆議院議員に。底辺から上りつめた人生なのでしょう。その栄光が，一瞬にして消え去ってしまい，「にこにこ」という道化のような姿になってしまったのでしょうか。

笑うしかないような惨めな思いだったことでしょう。

さて，この暗い結末ですが，ある方の小説と雰囲気が同じだなあと感じました。

お世話になった方が小説も書かれているのですが，どの作品も，その世界に引き込まれ，夢中になって読んでいます。真剣に読む分だけ，気づきも大きいものがあります。

読書は一番の勉強だと思います。読解力が上がりますし，それはすべての勉強の基礎となるものです。

しかし，無理に読まされているとか，勉強のために読みたくもないのに読んでいるとか，一言でいうと読んでいてつまらないのであれば，学習効果はほとんどないかもしれません。

歴史が好きで，毎回大河ドラマを楽しみしていて，関連する本も楽しく読んでいるとか，好きな作家がいて，その作家の本は時間を忘れて読んでしまうとか，好きで自分から進んで読むのであれば，どんな分野の本であっても，必ず勉強に大きくプラスに働いていることでしょう。

大好きだから，理解しようともするし，内容も覚えるし，語彙も増えるし，結果として勉強になるのだと思います。脳が活性化され，アドレナリンが出ている状態で「勉強」できているということでしょう。

図書館でも本屋でもいいので，お子さまを連れて行って，ご自分で楽しそうな本を選んでもらうのもいいかもしれません。もちろん，親御さんもご自分で読むものを見つけ，親子で読書を楽しむ姿勢も大切でしょう。子どもにだけ本を読めといっても，なかなかうまくいかないものです。

では。