こんにちは。
オリンピックとパラリンピックの話題で持ちきりの夏ですが,バレーボールには「パンケーキ」という技があるそうです。
トスを上げられない,でもギリギリでボールを拾えそうなときには,ボールの落下点に手のひらを広げて置くのだそうです。落ちてきたボールが手のひらで跳ねて,ギリギリでトスを上げられるというもので,これが「パンケーキ」だそうです。
ここから得点につながる可能性は低いのかもしれませんが,すべてのプレーに全力を尽くし,一歩ずつでも勝ちに近づこうとする姿勢は,まさにアスリートですね。
さて,勉強やテストにも「パンケーキ」に似た粘りというものがあるでしょう。
たとえば,試験前の休み時間のわずかな間に教科書を読んでいたら,そこがテストに出て2点を拾えたとか,定期テストではよくある話です。
入試においても,稀にそんなことを聞きます。
わからなかったときにどうするか。数学の問題だと,いろいろと計算してみたり,図形の問題であればあれこれと書きこんでみたり,試行錯誤しているうちに,解法の糸口が見えてくることがあります。
英語や国語の記述問題でも,わからないなりに,何か答案を作って中間点を拾いにいく姿勢があると,数点は変わってくるものです。
これから過去問演習に入っていきます。
もちろん,時間は大切ですから,わからない問題を誰かに聞いたり,解説を読んだりして,ちゃっちゃと理解していくも大切ですが,一方で,時間をかけて考えてみる経験も必要でしょう。
これが思考力や粘る力に繋がっていきます。
まだ9月です。11月くらいまでは,難問もある程度時間をかけて自分の頭で考えてみる練習は必要かと思います。自分で試行錯誤しなければ,思考力は身についていかないものです。
では。