こんにちは。
はじめてバナナを食べた日本人は誰だかご存知ですか?
南蛮貿易によって東南アジア産のバナナが日本にもたらされたのでしょうか。
「さすがは信長!権勢を手中に収めていて,貿易でたくさんの珍しいものが手に入ったんだな!」くらいにみなさんはお考えになったかも知れません。
ここで,もう少し想像力を豊かにしてみましょう。
当時ですから,冷蔵庫などありません。バナナは船に載せて長い時間をかけて運ばれたものと思われます。
信長が食べたのはどのようなバナナだったでしょうか。
おそらく,信長が手にしたときには,バナナは真っ黒になっていたと思います。実も十分すぎるくらいに熟れていて,現代の感覚で言うと腐っているくらいのものだったかもしれません。バナナは匂いが強いですね。バナナの香りを嗅いだことがない信長にとっては,異臭を放っているとさえ感じたことでしょう。
それを信長が食べたわけです。想像を働かせると歴史は面白いですね。
本題ですが,こんなバナナを食べたとは,いかにも,進取の気性に富んだ信長らしいエピソードであると思います。なんでもやってみたり,実際に見てみたり,話を聞いてみたりと,自分の目で確かめることをしたのが信長で,それが長所の1つであると思っています。
この進取の姿勢,頭ごなしに否定したり,嫌だからと拒否したりせず,やっみること。それは,勉強でも仕事でも何においても大切なことではないかと思います。
「これこれをやってごらん。わかるようになるから。」と,何かの勉強を勧めても,端から根拠もなく否定して,やろうとしない人がいます。
何かの活動や習慣などもそうですね。勉強のために「こうやってごらんよ。」と,早起きでも塾に自習に来るでも,そうしたことを提案しても,最初から拒否する子がいます。
勉強や仕事で,もしかしたら伸びないかも知れない,ということももちろんありますが,もしかすると,人生をつまらないものにしている可能性もありますね。
私の場合だと,人から勧められた本は,どんな本でも必ず読むようにしていた時期があります。20代のころです。絶対に自分では手に取らないようなものも含めて,実にたくさんのジャンルの本を読むことになり,自分の中の世界が大きく広がったと思います。
それに限らず,なんでもやってみると,人生が豊かになると思いますよ。
では。