こんにちは。
言われ出したのは15年前くらいからでしょうか。
もしかすると,私が知らないだけで,もっと前から言われていたのかもしれません。
「有能な社員は朝早くに出社する。」
大企業の社長であるとか,出世する人,業績を上げている会社員の中には,朝早くに出社する方が少なくないし,そうすることで仕事の効率も上がると言われていました。
最近の働き方改革によって,こうした考え方も変化していくのかもしれませんが…。
この考え方の要点をまとめると,
どうせ残業をすることになるのなら,夜に残ってこなすのではなく,朝早くに来て終わらせてしまおう。
朝早くに出社すると通勤ラッシュにも巻き込まれないですよ。
朝の時間は誰にも邪魔されずに自分の作業をこなすことができるので効率が上がりますよ。
といったところでしょうか。
私がこれを実行したのは塾の先生に転職してからです。
まったく別の業界にいて,普通?に9時出社だったときには実行していませんでした。そこまで仕事に熱心ではなかったのかもしれません。
塾に入ってすぐに,仕事を教えてくださった先輩にアドバイスされ,実行しました。
塾ですので,14時に出社して,22時に退社でした。多くの先生方は,22時以降に残業をするのですが,私は,11時に来て22時ちょうどに教室を閉めて帰ることが多かったです。
この仕事のパターンがうまく機能していたと強く感じたのは,Z会進学教室に勤めていた頃です。
上記の「朝の時間は誰にも邪魔されず」というのがものすごく大きいと実感できました。
これは,やってみた方にしかわからないかもしれません。
みなさんがいらっしゃる時間に仕事をすると,電話がかかってきたり,生徒が質問にきたり,メールが入ってきたりと,作業がブチブチと中断されます。それがないのがものすごく大きく,効率が上がります。終業後に残っていては,やはり社内からいろいろな要件が飛んできますね。
朝の時間にだいたいのことを片付けておくと,みなさんのいる時間には,生徒対応もしっかりとできましたし,朝に投げておいた案件が,夕方になってポツリポツリと戻ってくるのを順に目を通してと,ゆったりと余裕をもって仕事ができました。インドとアメリカが時差を利用して共同で仕事をするような,そんなメリットがありました。
勉強についても,朝に行ったほうがいいと多くの方がおっしゃっています。
私は残念ながら,それを実行したことはありません。
ひどいもので,ひたすら勉強して眠たくなったら寝て,目覚めたらまた勉強して,…と,時計を無視したような受験生活を送っていたこともあります。
ただ,朝に勉強をするようにした多くの生徒たちが,効率が上がったとおっしゃっていることは事実です。
人のアドバイスというものは,とりあえず試しにとやってみると,何かしら収穫があるでしょう。
やってみて,良いものを合うものだけを取り入れていけばいいのです。
アドバイスを一切受け入れないのとでは,全然ちがってきますね。
では。
がんばってください。